みんな厚木で買い物を

 そろそろ市職員にも冬の一時金が支給されますが、削減基調が強い昨今、少しでもデフレ経済の中で苦しむ厚木市経済に若干でも貢献するために厚木市内で買い物をされますように。12月議会も今日一般質問の3日間が終わりました。それなりに市民にお伝えしたい内容もありましたので、これだけテレビのチャンネルがあるのに、トピックスでも映像を流してくれるような報道チャンネルがなぜないのか、番組の中でテロップででも「市が旧パルコについて、優先交渉権を得ていること、これまでの経緯からいってボートピアはありえないことが確認された」などと流してくれたら、と夢想しました。旧パルコ問題の報じられ方は例によって新聞によって異なり、正確に報じられたとは言えません。とくに「年度内買収」をにおわせる内容は、年度内に決着をしないとボートピア問題が再燃しかねない、と思わせかねず、しかも今年度予算には(もちろん総合計画の実施計画の見直し後のものにも)まったく具体化しておらない問題です。
市長の施政方針演説には若干その方向性だけは触れられていましたが、公費を投入すべきなのか、もしかりに公費を投入するとしたら何を整備するのかなどまったく白紙です。当局からの提案もなければ、したがって議会での議論になっているはずもありません(昨日の私に続いて今日も一般質問でその点に触れた議員がいました)。民間が建てたビルが経営不振で撤退したら後始末は行政がしていくというのがまるで当たり前のようになることは好ましいわけがありません。厚木市が足元を見られた弱さを持っていたら、交渉は成立しません。今議会の一般質問で、多くの議員が触れた旧パルコ問題。なぜ今回このようなかたちでボートピア問題が焦点化したのか、させられたのかのいくばくかの疑念を感じつつ、そして今後の議論にも不安が残りながら第一幕を終えた感がします。

 そのほか、放射能汚染対策や全般的な財政の問題、都市計画にわたる問題、福祉充実にわたる提案など、毎日いくつかの報告ができるものはありました。将棋の棋士たちがよい棋譜を残すことにこだわるのと同じで議員にとっては議会における正式な議論、議事録が残ることにこだわりがあります。その発言に責任を負う立場からして、言った言わないの不毛な議論を避ける意味からもしっかりした議事録の存在は大切です。このブログで取り上げているのは速報的な意味でメモと記憶に頼ったものとなっています。そのことはお断りしておきます。

 先日お伝えした40ベクレル基準問題についても、議論があり今のところ本音がどうかは別として厚木市教育委員会としては、神奈川県が補助金で得ることになる5台の測定機器のうち1台を厚木市にと交渉する旨を明らかにしました(今日の議論で念押しがありました)。陳情の審査がまだ残っており、担当する所管の委員はしっかりと議論してもらいたいところです。報じられているような東電の補償の誠意のなさや原発輸出に前向きな協定締結などに情けなく腹が立つわけですが、責任をあいまいにすることがこの国の最大の問題と言わざるを得ず、したがって自治体の側も腰が定まりません。

 厚木市議会のこれから。市民の期待にこたえる役割を担えるかどうか。

 はじめての議会報告会は来年の5月13日(日)13時30分〜、18日(金)19時30分〜ということが今日の広報広聴特別委員会で決まりました。どのように準備するかなどは今後詰めますが、日程上は先に決定しませんと場所の確保に問題が生じるため、日程が定まりました。