憤死寸前

 消費税増税を前提とした国と地方の駆け引きについての報道を見ました。言い分としては地方の肩を持ちたいとの部分ももちろんあるにはあります。小児医療費助成その他、地方独自での努力は地方配分の対象としないというような内容、それはないでしょうという話ですが、ちょっと待て。増税を前提にした論議はひどい。

 増税のマイナス効果の検証、そも国民の納得すら得られていないいま、既成事実化を進める動きはおかしすぎないか? 増税しないと財政への信頼を失う云々の、これもまた国民を守る観点が全くありはしない主張で噴飯ものです。負担増となる国民を財政で助けることを想定するならば結局はその分を見越さなければならないし、そんなものを消費税で賄えるとは到底思えません。本音では、困った国民を助けることを想定すらしていないかもしれませんが。

 どだい、国際経済においても、共通した困難、失業の増加や借金増、これらは世界的な二極化、マネーゲームに偏った資本主義経済のしわ寄せです。リーマンショック以降、どの国も財政出動以外に打つ手はなかったでしょう(今もそうだと思いますが)。だったら世界全体で借金を調整するしかなかろう? 先進国が新興国に追い上げられて市場が狭隘化するなか、内需が拡大せず雇用不安が起こり、経済としては投機経済に傾斜をし、儲かるものだけがもうかる構造が定着をしていったのは明らかです。そうしたツケを、世界中の多くの国民がみな背負わされています。

 そんな状態なのに、財政健全化といったところで未来への展望となりうるんですか?
 負担能力のあるものがきちんと負担することを避けて通ってきた結果がこれで、いまもなおその線に沿って統治がされようとしています。99%に対しての1%。富の不均衡の問題に、なぜメスを入れようとしないでなおも国際的な対立をあおるようなことが政治の中心なのか。頭にくるし腹は立つし、どうかしてしまいそうです。

 緊急出版と、強調された書籍の広告に目がとまりました。「福島 嘘と真実」その説明には「誤った政府介入による住民と家畜の被害が甚大 福島の核放射線は心配なく健康被害なし」とある。さらに「放射線心身症?」との書籍についてのキャプションは「福島原発放射線より日常にあるはるかに恐ろしいもの」とありました。

 未来に向けて、自然な感覚を私は大切に生きています。その感覚の違いからくる、ものなのかどうか、それはさておき、明確な対立が存在する難問があるのです。

■12月議会に向けて
 今日は議会運営委員会があり、諮問を経ましたのでいよいよ議会です。

 議会報告会について、広報広聴特別委員会が開かれ(傍聴)、議会報告会を開くことが具体化し始めています。おおむね来年の5月にスタートすることがすでに決まっていて、今日は5月12日から20日までの間でどのように、との議論がありました。日程や場所の関係もありしっかりとした話としてはまだお知らせすべき段階でもないのですが、平日夜間、土日の昼間、これをそれぞれ南部方面、北部方面で開く方向性は合意されています。

 議会改革について、さまざまな議論がすでに始まっています。早く実を結びたいと若干前のめりになりつつ、傍聴に加わっております。