厚木市立病院・創立60周年

niginigi32011-10-23

 厚木市立病院創立60周年を記念して、市民医療フォーラムが開かれました。県央医療圏(二次医療圏)におけるがん診療の拠点、救命を含む救急医療、周産期医療など神奈川県内の医療圏の中でも満たされていない部門が長らくあり、周辺の大学病院(3次医療)に依存していた現状を踏まえ、市立病院の整備に向けて動き出したことを受けて、腎臓については専門である山本院長を筆頭にする新体制をつくりだしてのこの企画であったと思います。
 市民と病院の今後についての考えを共有することは、170億円を投入することからしても大切なことで、こうした企画を通じて相互に意見を述べ合う前提となることは望ましいといえます。
 今日は、山本院長から記念講演として、高血圧について、その成り立ちから含めて詳しくわかりやすい話がありました。魚から両生類、ほ乳類、人類の形成過程を46億年の地球の歴史から位置付けての話は貴重なものであったと思います。
 パネルディスカッションも、今日の企画をスタートにして、今後も継続していくとよいでしょう。
 
 参照 http://www.atsugicity-hp.jp/?p=1692

 すでに、厚木市立病院にはまだないICU(今後整備されます)を補完すべくHCU(ハイケアユニット)が4床準備された、との情報なども、広く市民に知らせてもらいたいものです。救急医療を充実させるための医療スタッフの獲得についても、院長は具体的な「招致」構想を持っておられることもわかっています。このかんの、議会での特別委員会での集中した議論が、こうした形で実を結んできたことも、若干なりともプラスではあったとそのことについては自負してもいます。
 もちろん、やるべきこととの課題からすると、まだまだではあるということも自覚していますが。