9月議会終わる

 決算審査を中心にした議会が終わりました。最終日の今日、TPP参加に反対する意見書が賛成多数で採択され(みんなの党2、市政クラブ2が反対、民主クラブ2が退席)ました。国政でもしばらく攻防になる問題です。地方からの意見の重みはいかほどか、ということはありますが、重要な問題であるという割には双方の利害が異なる立場の相違点を鮮明にしたうえでの議論と解決の方向については、国民の前に明らかになっているとは思えません。
 
 そのほか、議会での採択状況は以下のページが参考になります。
http://www.city.atsugi.kanagawa.jp/shiminbenri/shisei/shigikai/kekka/h23/d019033.html

 私は、体調が急下降中のため討論通告を絞り、賛成討論で一般会計の決算と「TPP交渉への参加に反対する意見書を国に提出することを求める請願」の2件、反対討論で「尖閣諸島を初め我が国の領土・領海を守る措置を求める意見書を国に提出することを求める陳情」の1件、としました。尖閣、については陳情項目3つのうちの一つに「現在、自衛隊には、平時において領土・領海を守るべき法的根拠がないため、速やかに領域警備のための法制度を確立すること。」とされていましたので、いま国で(防衛省で)概算要求をしている沿岸警備と称しての沖縄・与那国への自衛隊配備に向けた15億円の用地購入費に抗議する意味を込めて討論しました。紛争を拡大することのないよう、平和外交を尽くすべきと、主張しました。

 帰宅後、ニュースを見ると、ニューヨークで若者がたちあがっている。ウォール街で、格差を問題にし、富裕層が富を集中させていることへの抗議。スローガンがとても優れていて感心してしまいました。
 We are the 99%!

かつてのオバマ演説にあった Yes, we can!  もそうですが、「個人」主義が徹底している彼の国で、WE、連携、連帯の輪が重視されていることに私は注目しています。個人個人の自立のもと、個性が失われない前提での「我々」、は(報道を介しているとはいえ)素敵に見える。インターネットでWe are the 99%で調べてみるとそれなりに情報が得られます。