任期最後の一般質問

取り上げた項目は多かったのですが、基本的に言いたいことはすべて言えたので、その点では満足しています。

とくに、エネルギー政策の転換、自然再生エネルギーの活用については、市長から「先進的に取り組む」趣旨の答弁もあり、担当者の意欲もあってでしょうが、これからに期待できそうだと言えます。
七沢では、NEDOと神奈川県とで小水力の活用に向けた展開もあると、明らかにされました。
2年前に厚木市が、NEDOと連携して策定した「新エネルギービジョン」をさらに進化させる必要性があることも事実上共有されたと実感できました。
この議会では、共産党の釘丸議員やネットの前田議員も、エネルギー政策について取り上げています。厚木のセールスにも必ずつながるはずなのですから、シロコロ同様、多くの議員のコンセンサスになれば、と願っています。

対して、放射能汚染については厚木市独自の取り組みにはあまり進展がなく、残念でした。節電についても、まあこちらはいたしかたない面もあるとは思いますが、共有できる部分は見出だすことにはなりませんでした。
放射能汚染対策も節電も、単なるパフォーマンスで施策をやるならば無意味でしょうが、とくに放射能汚染対策はまだ現在進行形の問題であり、今後の保証もはっきりしていないのですから、率先してやるべき課題だと思います。やる、と言ってもそれは今日の私の提案は厚木市独自で砂場やプールなどの安全をチェックしろ、ということと、放射能汚染担当を環境みどり部に置け、というもの。最低限の主張だったのですが、到達できませんでした。

節電、については、過剰な取り組みが経済や市民生活に、さらなる自粛や我慢を強いるマイナスをとても懸念しています。 国を上回る20%節電を掲げる自治体がほとんどですが、もとよりムダな電気を使わないのは賛同するとしても、電気事業法27条による強制的措置の是非を含め、違和感があります。
これについては、任期中にもう一度、何らかの形で発言しておきたいと思っています。

その他取り上げた3項目、買い物支援、難病を抱える市民の就労支援、レアメタル回収支援、はそれぞれ担当者レベルでは意識的に考えてもらえたようで、質問に加えた価値はあったものと思います。

来週までは明日の一般質問も含めて議会が続きます。現職にとっては改選の選挙が間近でも議会に集中する期間です。議員の役目、役割とは何かを問われ続ける中で、任期最後の6月議会に取り組んでいます。