26日の公開討論会

 昨日の夜7時半からの公開討論会に参加してきました。新聞報道で伝えられる情報というのがごく一部でしかないことはいつものことながら、これだからインターネット情報に太刀打ちできるはずがないのでしょう。事実の羅列では記事としての面白みに欠けるから当然強調すべき点を探してときには誇張や脚色が、あるいは記者の主観が入るのはしかたのないことではあるでしょうが、実況生中継に勝るものがないのと同様、あとから報告をする記事も一定は客観性を持ったものにすべきと思います。

 たとえば、テーマにはなぜ懸案のごみの中間処理施設建設候補地についての考え方が入らなかったのか、とか、コミュニティ交通網の整備についてはどうするのか、とか、公開討論会じたいの運営の向上につながるようなサゼスチョンや隠れた争点となるべき問題点についても探るべきと思うわけです。

 現職市長の成果と課題を問う貴重な機会があることは大切なことで、そういう意味では無投票にならなかったことを私たちは歓迎しなければなりません。政治的な構図や様々な思惑の問題があったにせよ、立候補の決断をされたことを評価はすべきでしょう。この機会をどう活かすかは本来は有権者次第であるということ、転換をすることもしないことも権利として保障されているのですから。

 公開討論会はいい試みではありますが、青年会議所じたいが全く中立といえるかどうかは微妙でもあり、そういう意味では主体が実行委員会として形成されるように発展することが必要ではないか。さらに、市民からの質問がとりまとめて2問だけというのもさびしい話。改善がされることを切に望みます。