一般質問2日目

 阿久根市での市長リコールが成立、市長選がまたおこなわれることになります。先週金曜日の一般質問登壇時に会派あつぎみらいの議員が、阿久根や名古屋のような議会と市長の対立をいささか行き過ぎに感じる、わが厚木市は両者が適度に緊張感を保っている、というような趣旨を述べられましたが、同感です。

 対立が収まるのではなく、よりエスカレートして、そもそも何をめぐっての対立で、民意はどう反映されるべきなのかがわからなくなってしまう危険性はないのでしょうか。もちろん、対立を隠蔽して、無理に和解する必要はありません。しかし、間接民主主義すらきちんと機能させることができないまま、第三の道を模索する可能性をも否定し、あるいはその過程を経ようともしないことに恐ろしい思いがします。

 さて、今日は一般質問2日目、市長選が近いせいなのか、「検討」が安売りされているような気がするが気のせい? そういえば私の提案の広報全戸配布も、「検討します」との答弁でしたし。

 ネットの前田議員ほか1名、は介護の問題を取り上げてました。それぞれ介護保険の矛盾、現行の課題をとらえていて、行政がはっきり国が問題だと言えないことの歯がゆさをまた感じさせられたのでした。私は基本的に給付抑制にはもちろん反対ですし、望んだサービスが保証されるためには公金投入はすべきだという立場です。今回の私の質問の骨子からすると、法律が変わる論議の結果を待っているうちに介護の現場は崩壊するのではないか、介護保険外サービスで実際上補うしかない、というものですが、今日の前田さんの主張もとても大切で、つまり前回の改定で盛り込まれた介護予防などは保険で見るべきものなのかどうか、という疑問の提示、もっともな話。長期的設計が破綻していることに、その時点から無頓着だったといわざるをえません。ということを含めて指摘し続けてきた私からすると、これまでどれだけの高齢者が、要介護者が負担を強いられてきたか、国は思い知る必要があると思うのです。

 重要なテーマから自治体は逃れることができません。国の動向を見守ると答えておけばいい、ということはもはや許されません。

 明日は一般質問3日目。一日の休会をはさんで木曜には総務企画常任委員会です。継続審査となっている自治基本条例の審査もあります。