銚子視察

niginigi32010-11-30

 日程がなかなか取れない中、銚子への視察をようやく実現できました。市立病院の再開(公設民営ですが)、市立高校の運営、を伺いに。以前一度、市立病院休止の際に伺ったのですが、今回は二度目の視察になります。画像は市立病院の近くの観音駅
 

 今日は銚子市議会は本会議初日だったようで、しかも視察開始時間に近い2時過ぎまでかかったようで、本当にぎりぎりでした。受けていただいたことには感謝しています。宮内昭三議長から、忙しい中わざわざ一人の視察対応のために、丁寧な挨拶までいただいて。銚子市の産業や観光についての魅力を、たくさんお話いただけました。

 視察時間より2時間ほど早く着き、バスに乗って再開された市立病院を見に行き、散策がてら歩いて市役所に伺い説明を受けました。

 今年度再開したばかりで、内科と整形外科に限った外来のみからはじめて、年度末までに50床を再開したい、とのことでした。
 課題はもちろん山積で、いろいろ突っ込んだお話もさせていただきましたが、地方における病院の維持は本当に苦労があるということを痛感しました。今日から始まった議会にも、病院の赤字補填のための追加補正を提案している、ということです。地域医療をここまで追い詰めているということ、一度経営が立ちゆかなかくなってからの再建に国の(県も)手助けが少ないこと、医療圏相互の連携も含めて課題が多いことを感じます。

 人口7万の都市で、市立高校を持っていることに、すばらしいなあという思いがあります。歴史は古く、昭和11年から。といいますから本当に古い。そしてなお昭和50年には銚子西高校も設立。以降、少子化の中で再編は余儀なくされたようで、それでも両校を統合して銚子高校としてなおも市立で運営を継続しています。
 千葉県は政令市でない船橋や松戸なども市立高校を持っています。教育熱心の方向がその中身自体は別の論議があることは承知していますが、県立銚子もあり、銚子商業もある中で市立高校を持とうという考えかたには興味があります。
 高校を、神奈川県の一般市で持つことにはかなり高いハードルがあるとは思いますが、いろいろと参考にしたい点はありました。