補正予算の維持補修費

 このぶんだとたばこの値上げも検察による冤罪を生み出す構造的問題もベイスターズの3年連続90敗と球団売却のニュースも、すべては中国のせいにされかねないかと思しきとげとげしい空気が重たい。政府も政府で、大人だと思わせるような外交を見せることができない事態は深刻ではあるでしょう。

 
 今朝読んだ新聞では日本のレアアースの消費量は2万5千トンで全世界の2割を占めるといいます。海外権益の争奪は激しくなる一方で、軍事的緊張もそれにつれて強まっています。国家の主権を守るといっても、2国間の支配権の問題については国際社会もなかなか中立的で関与しにくい問題で、努めて平和的な解決を求めるしかないものと思われます。 


 さて、2億8224万5千円。これが9月議会で提案された一般会計補正予算の維持補修費の総額。資料で詳細を知りましたが、23事業、もちろんできる限り速やかに、維持補修ですから実施してもらいたいものです。しかし、半年前、維持補修費は経費節減の位置づけで削減がうたわれたばかり。私は、本会議や委員会で維持補修費は削減すると影響が出てしまうのではないかと懸念を表明、予算には賛成したものの注意を促しておきました。
 今回の補正における維持補修費の増額は、おもに 前倒し が大義名分。しかし、これははっきりいってものは言いよう、という話でしょう。当初予算で削って批判をかわし(経常経費の増加に対する対策としていますということで)あとで補正で増額すればいいや、ということではおかしい。

 必要なところに必要な予算を付けることは正しいのだから。