ノーサイド

 ノーサイド、って言ってもスポーツのように爽やかではないですねえ。火種は残ったまま、このままで政権運営がスムーズに行くとは思えませんが、崩壊を座して見物している愚は避けたいもの。おまかせでいられないことだけは明らかですから。

 明日より決算特別委員会の審査が始まります。議会の在り方検討会で決算審査のあり方については今後さらに検討することが確認されていますので、今回はもちろん間に合いませんでしたが、今後の改善点を考えながらの議論が大いに期待されます。

 とにかく、議会で積極的に発言することが疎んじられ煙たがられ、質問しないで済ますことが是とされるような風潮はいいかげんご勘弁願いたい。自治基本条例を制定しようという、市民との協働を謳う厚木市が、きちんと成熟した姿を示さないままで体裁だけ整えることは、私はしたくないのです。チェックすることが仕事だと心がけてきた私は、「うるさい抵抗勢力」なんでしょうか。

 自治会の加入状況の資料を入手。地域ごとでのばらつきがあります。今年の6月1日現在、厚木市全体での自治会の加入率は69.6%、ですが緑ヶ丘の97.4%、森の里の87.8%は高いほうで、低いほうでは依知南が57.3%、睦合北が58.2%、依知北が58.9%などとなっています。
 地域的条件による差があることは明白ですが、社会的背景の変化なども含めてコミュニティの早急な立て直しが求められています。これはもちろん、自治会への加入促進をすべしという論ではありません。実態に即した新しい地域政策が必要だということです。高齢化世帯や単身世帯の増加、などに対応できる都市政策です。
 今後の厚木市の課題の解決につながる議論が明日からの決算審査で聞かれることを期待しています。