8月も終わり

暑い日が続いていて、毎日体力を保持するのに気を配らなければなりません。そんな中、安保懇が出した報告書や政府の沖縄普天間基地の移設案としての名護市辺野古2案併記等を見ると、憤りが増してきます。アメリカはさらに、飛行コースについてより陸地寄りにしたいと言っていると伝えられました。沖縄への負担集中を押し付け続けてきた日本の政治自体を問わないで済ませることには納得がいきません。

 先月読んだ精神科医香山リカさんの新聞の論壇で「多数派ゲームもうやめよう」というのがあり、なるほどと思いました。

 「私たちはつい世間の動きを気にして、自分が少数派にならないよう態度を決める性質を持つ。社会的に生きることは多数派あてのゲームなのだ、ということを精神分析の立場から明らかにしようとしたのは、フランスの精神医学者ジャック・ラカンだ」
 「そもそも、『全面肯定か全面否定か』といった極端な二者択一の態度しか取れないというのも、精神医学では『スプリッティング』という病理的な状態と考えられる。また、国民的熱狂あるいは攻撃といった爆発じたいも長くは続かない。それが一段落した後は、私たちはまた『多数派はどっちだ』と他人の顔色をうかがうゲームに戻って、ストレスの多い日々を送ることになる」

 新聞も、その新聞社の論調に首をかしげることも多いですが、投稿などは参考になるものも見かけるので目を通すようにはしています。この簡単な文章でしたが全面肯定か全面否定かのような局面が最近多いと実感する私には、分析含めて共感できるものでした。日本のこれからを考えるときに、冷静に議論をするべきなのに単純な対立構造だけで理解をしようとするのは無理があると思いませんでしょうか。
 
そういう国政の動きが気になりつつ、あさってからは議会の一般質問が3日間続きますのでしばし集中しなければなりません。
 地上デジタル完全移行については、延期すべきと声をあげたらどうかということや、低所得者対策などのきめ細かな対応は自治体が関与しなければ無理だろう、国にやらせておかないで自治体がやるようにすべきではないか。などを問います。私は、本来地デジの導入には懐疑的ですが、その点については主張はする予定ですが、相手は総務省本体ではなく、全く関与していない自治体が相手なので、突っ込みようがありませんね。でも言うだけは言っておかなければなりませんが。
 景気動向自治体が財源欲しさに消費税上げろなどということにならないよう釘を刺しておきたいという内容も通告してあります。
 厚木市が全国3番目に認定されることになるセーフコミュニティとその中で位置づけられる自殺対策についてもやり取りをします。
 市長が重点にしていた多選批判についてもその意義を確認しておきます。市長選が来年早々に予定されている今ですから、あえて市長自身の口から確認をしておきたいということで通告してあります。