呉越同舟の終わり

少しニュアンスが違うかもしれないですが。もとから民主党は意見の違う人たちの集まり。120と150の最大公約数は30。120と130ならば10が最大公約数です。二つの近い数字であっても共通の約数が多い、または大きいとは限りません。
政権交代が最大公約数だったので、いまの政局は必然だとも言えます。

昨年の今頃、どこかで電話かけをしていた私、子どもへの手厚い施策を求める声、年金の充実を期待する声、後期高齢者医療制度を批判する声、を聞いていました。

あの政権交代の主役はあくまで国民であって、民主党政権交代劇の重要ではありますが、構成するバーツにすぎなかったのです。

よって、どんな事態になっても国民の力が問われるわけで、政権交代を生かすも殺すも国民次第です。どんなことになっても、官僚主導の、自民党的な政治には回帰しないはず。

今日は議会初日、いくつか質疑しました。詳細は委員会の審査を経てから報告します。

民主党代表はすなわち首相」、とか書く社説。そうだろうか。呉越同舟が終わって、分裂があれば、前提は崩れ去ります。代表選で負けたら民主党を離れてしまえば、すぐに再編になります。

この経済状況で、戦争を選択した以上、どちらにせよ国民の支持は得にくいでしょう。しかし、国民には高見の見物を決め込む余裕もありません。

これから先、どうすべきか。問われてくるのはいずれにしろ中身になるのです。

慌ただしい日々。まだまだ暑い。