一般質問初日

 今日出番が終わりました。障がい者制度改革推進会議について触れてその意味をきちんとふまえていくべき、「障がい者総合福祉法」に向けた議論への注目を喚起できたとは思います。目標への到達へは時間もかかることは承知していますが、支援費制度から自立支援法と、社会参加や自立という言葉の影にある自己負担、応益負担の問題が一定クローズアップできたこともこのかんの政権交代以降の成果といえるものです。成果は成果として認め、課題を共有することは当面は必要、ものごとは元の鞘に収まろうとする慣性があるもの、脱皮していくにはそれなりのエネルギーが必要だからです。成果の部分が少ないのはまだ抵抗が大きいことの現れ、だからといって全否定してしまえば改革はとまります。
 その他、住民投票、交通政策と取り上げた質問項目が多いのはいつものことでしたが、一応目標は7割がた達成できました。住民投票については当面の当局の考え方を知ることができただけでも次への方針が立ちます。9月議会では自治基本条例の審議に入ると想定されていますので、問題提起できたことはよかったと思います。
 交通政策は、今日一番目の議員が取り上げていたので、しかも、比較的共通の思いの部分もあり、補足的質問で十分でした。地域公共交通会議、という協議をしている内容を今度傍聴しにいって課題についての認識を深めたいと思います。
 自転車関連の質問は時間がなくてできませんでしたが、これはいくつかの具体的な提案ですので、議会でできなかった分は形を変えて提案します。

 7人の議員の質問、あつぎこども未来プラン、職員定数、人口減少、消防行政、食育、いろいろなテーマで参考になるものが結構ありました。とくに、今後無償サービスをするものはあるかという質問は、なかなか面白いテーマでした。

 いろいろと昨夜、報道されている内容をみて、考えていました。
 事態を正確に理解することは本当に難しいものだ。どうしても多少は憶測の域を出ないまま、主観を入れて判断しなければならない、だから間違うこともあります。私個人の考えならばすぐに訂正もできましょうが、こと公の判断、政治的影響の大きい判断が誤ると事は重大です。常に、自省と自戒を込めて。
 政治が大きく流動化する中ではありますが、市議会の会期中、明日からも議会日程が続きます。当然、ニュースからも目が離せませんが。