まもなく6月議会

niginigi32010-05-19

今日は議会運営委員会、会派等代表者会議、全員協議会などの日程がありました。議会のあり方検討会もありました。合間にいくつかを調べて回りました。写真は先日配布された資料の残土不法投棄の状況、上古沢地区の指導への投棄ですが、のちほど若干ふれておきます。

■子ども未来部関係の聞き取りなど

 今日は議会の合間を縫っていくつかのききとりをしました。子ども手当の準備状況を聞いた後、保育にかかわる「待機児ゼロ戦略」について状況を聞いてきました。保育に関しては状況を改善するには予算をつけて施設や人的な配置を向上させる以外に方法はありません。担当課と子ども手当の行方含めて意見交換をしてきましたが、人を育てることに公的な資金投入することは必要ですし、さらにそのことを通じて人と人の連携が強まることが大切です。もちろん、言わずもがなですが、お金をかけるだけでいいという話でもありません。子どもが育つための環境整備は物心両面で必要なのですから。
 たとえば0歳児をみるにはお金がかかります。人手が必要ですから。受けいれてほしいと願う親、受け入れたいがもしも事故が起きたらと考えると安易に受け入れららない保育所。保育は社会全体で担うといったところで具体的には結局保育のスペースと人員確保の問題に過ぎませんし、要するに予算の配分の話でしかないと私は思っています。
 子育てにおカネがかかる乳幼児期に親は稼ぐことが制限され、稼ごうとすれば乳幼児を預けるしかないがこの時期は保育料も高い。稼ぐことが難しい時期に負担が重いという、こういうことこそ制度で負担軽減を図るしかないはずです。
 乳幼児で月々4万8千円も保育料を払わなければならない認可外の保育所、5000円の補助を厚木市がつけたことが相当喜ばれていると聞きました。その他、この春から保育関連での補助は相当額を予算化する選択を決断した厚木市。こうした施策がきちんと成果を生んでほしいと願う。財政上の理由でカットしなかった選択を、活かすも殺すもこれからの努力次第。
 なお、ファミリーサポートはおおむね順調のようですが提供会員が188人に対して依頼会員が1000人近くに及んでいるようで、提供会員の充足が課題のようです。この事業は私が議会で提案した経過もあっていまもなお制度が存続していることには満足していますが、要望に応えきれてない状況を知るにつけ胸が痛みます。サポートに尽力されている市民の協力にはとても感謝しています。互助的な人と人とのつながりは、成長した子供たちにとっても貴重な経験として蓄積され、頼れる地域のおじさんおばさんとしての存在であり続けられるという意味でも大切だといえます。

 

■残土不法投棄問題、座間荻野線・中津川左岸堤防道路交通量調査

 昨日は中央公園西側交差点改良について担当課に状況の説明を求めて(県警と協議中)、今日は残土の不法投棄問題の状況説明と今日の全員協議会で説明のあった「中津川」の交通量調査についての説明を受けました。
 整備した道路、有効活用をするためにここでは一点のみ、案内表示板について触れておきます。
 今日聞いたところでは、案内表示板も国の管轄、県の管轄、などいろいろとうるさいらしい。市民に、利用者にわかりやすいことが第一なのに、なぜ? わかりにくい表示については私は大いに疑問で、はじめて訪れたドライバーにとって、至「愛川」だけでわかるのか?はなはだ疑問です。具体例はほかにもいくらでもありますが。
 ナビがあるから大丈夫、かと言えば、今日うかがったのですが情報の更新には場合によっては1年かかるらしく、海老名インターならばまだしも、中津川の新設道路ではナビでは認識されないケースもあるようです。
 せっかくつくった道路が有効に活用されることが優先されていないとはいったい誰のための道路建設なのかわかりません。国や県のなわばり感覚こそ問題ではなかろうか。
 残土については、県下相模原市綾瀬市座間市、不法投棄の事例があるとの説明を受けました。残土処理の処理報告の提出を義務化する必要があると依頼しておきましたが、啓発の看板設置だけで規制できるとは思えません。1年以下の懲役か50万円以下の罰金が想定できる犯罪ですが、明らかなる確信犯、業界にも協力を依頼して対応策を練ってもらいたいものです。
 


 議会運営委員会はまもなく始まる6月議会の諮問。議会のあり方検討会は、議会広報の在り方について継続的に議論をしました。議会便りの編集についてやホームページの見易さについて、議会報告会やこども議会の開催についてなど、それぞれの会派から意見が出され、広報委員会を設置して議論を深めることについて、検討することになり次回に持ち越されました。
 どうしても、議会のあり方とはいえ合意に至るには時間がかかるものです。時間がかかったとしても、そのプロセスを省略してしまえば民主的な合意には至りません。
 もとより、意見の違いを前提として成立しているのが社会というもの、利害も異なるわけで、最終的にはより市民の多数の利益にかなった方向でスタートし、試行錯誤を経て改善を重ねるというのが現実的だと私は思います。