自転車専用レーン

niginigi32010-03-14

 先日の都市経済常任委員会で、「あつぎ市民の党」の年末段階での要望事項に関連して「市街地中心部における回遊性・滞留性確保のためのスペース確保と休日の交通規制」「自転車専用道路(レーン)の計画化」については具体的に質問をしました。
 前者は市長(政策部)からの回答では1655万円、一番街周辺地区整備事業、中町第2-2地区周辺整備事業、本厚木駅南口地区市街地再開発事業、の3事業が該当するという観点でのものでした。しかし、委員会でわかったように、どれもひょっとしたら将来結び付くかもしれませんねという程度のものでしかありませんでした。これらは、おおいに改善の余地があります。
 自転車専用道路、あるいは専用レーンについては、委員会でも答えがあったように厚木中学校前には写真のように狭い歩道を区分していますが、非常に短い区間にすぎず、大いに拡大を考えるべきものです。予算では2900万円、という回答でしたが、うち2300万円はカラー舗装の分でこれは位置づけが異なると思われます。障がい者や高齢者、こどもたち、など「交通弱者」対策としてわかりやすく分離するためのカラー化は、効果を否定しませんが、自転車は歩行者とも自動車とも分離する必要があるのです。歩行者と同じところを自転車が通行してはいけないから分離すべきであるという主張なのに、カラー舗装が該当するというのであれば3色に分離するというのでなければつじつまが合いません。
 委員会で指摘しましたが、こじつけのように予算化したというのは意味がありませんのでやめるべきですし、また、今のカラー舗装はたとえば電柱にぶつかってもよけて通行するように工夫したカラー化がされておらず、つまり歩行者本位でペイントされてないなど、改善すべき点があります。
 

  • 異文化交流のススメ 

 
 厚木市は、中国揚州市、韓国軍浦市と友好都市という関係です。昨今では、大学でも少子化対策として優秀な留学生を獲得するために外国にまで出向いているという報道を読んだことがありますが、日本の各地がそういう意味で異文化交流の拠点になることは望ましいことといえます。
 先日届いた資料によると、今年度の外国人就学者(小中学校)は378人でした。出身のうちわけはペルーが89人、ヴェトナムが84人、ブラジルが57人、フィリピンが33人、中国が29人、などとなっていました。アジア、南米の比率が高いという偏りは致し方ないとして、積極面を活かしてもらいたいものです。
日本も外国人観光客の積極的な受け入れを考え始めているようです。フランスは年間7000万人を超える観光客がいるといいますが、日本はまだ1000万人を超えません。観光に適さないわけでもなく、むしろ魅力あるスポットはかなりあると思うのですが、活かしきれているとは思えません。受け入れる土壌、そうしたものも丁寧に時間をかけて醸成していく必要がありそうです。

 お互いに、文化の違いを認め合うこと、時間をかけて理解と共存の道を歩んでいくことです。まちがっても対立と排外の道に突き進むことがないように。