一般質問2日目

 昨日は7人、今日も7人の議員からの一般質問が行われました。これまで比較的豊かな財政力に支えられて、他市に遜色ない施策を展開してきたことは間違いないでしょう厚木市、それでも議員が取り上げるテーマはそれぞれの分野でまだまだやるべきことが多いことを感じさせます。財政が無限ではないことや負担の限界を考えると、何を優先させるのかという点こそが焦点になります。
 今日は環境センターの延命、中間処理施設建設の問題などに触れた論議がいくつかありまして、興味深いものでした。新しい時代のニーズや確実に高齢化している住民に必要な行政サービスへの展開なども、ひょっとしたらすでに立ち遅れ気味なのでは?と気づかされます。

 私が取り上げた人口問題に関して、今日も議論の中で出たいくつかのキーフレーズがありました。時間制限もあるので議論を深めるのに限界はありますが、継続して取り上げたいものです。
 厚木市はかつて産業集積を背景に業務核都市の指定を受けるなど急速に都市基盤整備も進み人口も増加、昼間人口も相当増えた都市となりました。モノレール構想や、小田急線の新駅構想などがあった時代もありました。そうした「発展」には当然ひずみもあり、そのひとつが川に分断された自然体系であるなどの条件で交通網を整備しにくいのに通過交通を受け入れなければならず、異常な交通渋滞を引き起きしたことでしょう。高い財政力に支えながらも、昼間人口を受け入れるためにも当然税金は配分されているわけで、出たり入ったりする数多くの人々がいる厚木市は、賑わいがあるという反面、どうしてもゆとりや落ち着き、といった面は犠牲になりがちだったのではないか、というのが私の見解です。

 今日の議論では、「まちなか居住」「コンパクトシティ」という言葉も出ていましたが、総合計画と都市計画をきちんとリンクさせていく必要があります。総合計画はスタートしてまだようやく2年目、景気動向もありますから落ち着いて検証していくべきでしょう。体裁にこだわる必要をまったく感じません。今後の議論です。