意見具申

 昨日2月23日付で、厚木市議会(石射正英議長)は、議会・議員の役割・責務について、厚木市長に対して次の内容で意見具申を行いました。以下に原文をそのまま載せます。ここに至るまでの様々な議論があったことが思い出されます。
 
 議会・議員の役割・責務について(意見具申)
 当職は、標記のことについて平成21年10月5日議会運営委員会に諮問し、平成22年2月19日に答申を得ました。
 現在、自治基本条例の制定に向けた動きがある中で、議会・議員の役割・責務については、下記の内容をもって議会の意向といたしますので、よろしくお取り計らい下さるようお願いいたします。
 1 議会の役割・責務
 ・議会は、直接選挙により信任を得た議員によって構成される市の意思決定機関として、市民の意思を把握し、市政に反映されるよう努めるものとする。
 ・議会は、公共の福祉実現のため、市の重要や政策の議決および行政運営の監視等の役割を果たすものとする。
 ・議会は、市民に議会活動や審議に関する情報を公開するなどにより、市民に分かりやすい、開かれた議会運営に努めるものとする。
 2 議員の役割・責務
 ・議員は、議会の役割と責務を認識し、地域の課題や市民の意見を把握するとともに、総合的な視点に立ち、公正かつ誠実に職務を遂行するものとする。
 ・議員は、職務に関する調査研究活動等を通じ、審議能力及び政策提案能力の向上に努めるものとする。

 

  • 請求資料より

 昨日の議会質問で使った資料の中身をいくつか紹介しておきます。
 
 まずは、扶助費について。今回は子ども手当が増額している関係で、一般財源特定財源を分けて対前年比の伸びを見ておく必要があります。総額37億7761万4千円の増額ですが内訳は一般財源では3億8743万6千円の伸び、特定財源で33億9017ま円8千円の伸び、ということになります。子ども手当を除いて増額した主な事業は、障害者施設入所・通所等支援事業(5374万6千円増、うち一般財源1433万8千円)、児童扶養手当給付事業(5393万8千円増、うち一般財源3593万9千円)、小児医療費助成経費(5744万8千円増、一般財源6745万7千円で特定財源は△1000万9千円)、障害者居宅生活支援事業(6800万円増、うち一般財源1489万2千円)、障害者日中活動支援事業(1億3743万5千円増、うち一般財源3353万3千円)、入所児童保育委託費(1億4660万7千円増、うち一般財源1億582万9千円)、生活保護費支給事業(3億6400万円増、うち一般財源7280万円)、となっています。

 先送り事業について。
 児童館整備事業費7366万円。市民ギャラリー整備事業費5000万円。七沢自然ふれあいセンター施設改修事業費6027万円。北消防署依知分署庁舎建設事業費(継続費)5086万7千円。消防自動車購入事業費3400万円。小中学校教育施設整備事業費関連6090万4千円。
 以上6件で3億2970万1千円分を、財政状況から新年度予算に盛り込まず事業の先送りを決めた模様です。なお、その他廃止事業は7525万3千円(11事業)でしたが、そのうち4999万2千円(大半)が高等学校等学費支援金の廃止でこれは高校の無償化実現に伴うものですから、事業を廃止することの難しさを如実に示しています。また、減額した事業はイベントなど11事業、4181万1千円となっていました。