市立病院に働く人の声

 昨日に続いて本会議、今日は予算の提案と質疑。準備したのは9問でしたが、うち6問を質問しました。財政が厳しいという中で、総合計画の財政推計がどうなっているか、などを質しました。が、今日はなんと言っても病院の特別委員会で市立病院の現場の生の声を聞こうという委員会のすばらしい方向性(!)が比較的早く実現し、今日の夕方に意見を聞く会が持たれた、そのことが特筆すべきことでした。

 あらかじめ、(1)市民により信頼されるために現在不足しているものは何か、(2)より働きやすい労働環境にするために何を改善すべきか。の2項目を委員会から提示させていただいてまして、現場の各部門から14名の意見を伺うことができました。医療に対する熱意がものすごく伝わる真剣なご意見を伺うことができて、感謝しています。医師や看護士、その他スタッフの確保を望む声、病室、待合室、当直室、の改善を求める意見、保育所の充実を求める意見などなど。患者や患者の家族のため、そしてそれを支える医療従事者のために、率直にたくさんの意見を聞く機会がもてたことは大きな意味があったと思います。
 病院の特別委員会で、中間報告をまとめる(今日の正式な委員会で方向性が再度確認)ことや、現場の声を聞こうという件が実現したり、来月には別の医療機関の専門家の声を聞こうということでそうした研修会を持とうということも決まったりと、私は最近の傾向を高く評価しています。(政権交代による効果が背景にあるような気がしないでもない。変わっていかねば、という気持ちにさせられるのかも) しかも、今日の企画も、委員外の私たち2名もきちんと参加が保証されました。こうしたことも多様な意見を反映していく議会の今後の姿勢として、評価できます。

 午後の代表者会議で議題になった、広島市長、長崎市長から提案のあった核廃絶に向けた意見書提出の件も、オブザーバー参加の1人会派も意見書提出に名を連ねていいのではという意見が正式メンバーから出るなど、こうした姿勢はどうか、全国の自治体議会に広がっていってもらいたいものだと思います。