市役所仕事納め

 いくつかの用事を済ませに役所へ。国県道対策から電話、先日依頼していたことの返事でした。
 17日のさがみ縦貫道の説明会の、当日配布の資料は大変簡単なものでしかなく、ながながと担当職員が説明を棒読みした文章とパワーポイントに映し出した映像の写しを資料として求めたのでした。要領を得ないので直接横浜国道事務所に電話、調査係の職員と話しました。
 この説明会は既報のとおり、どうしようもないもので、前原大臣の奮戦を思い浮かべつつも末端までその転換が及ぶのは至難の業かと頭痛がし、しかし長い蓄積を転換することに時間のかからぬはずもなく、一人焦ることを自制していたのでした。求めた資料は大したものではないはずですが、おそらくは前例がないのか、担当官は
「来たら説明しますが」
と電話口でなぜか尊大。政権が代ったことの意味もわからぬようでは困る。当然「冗談ではない」。

 そもそも情報公開が制度として確立していないことが常識を疑います。制度があるならば公開請求をし、非公開なら不服申し立てをするまでのこと。第一、公開の説明会での説明内容の提出を拒むことに何の意味があるというのでしょうか。
 市長は、45回国交省に足を運んだが道路建設は遅々として進まず、のようなことを答弁していましたが、道路整備を促進することの是非はともかくとして地方の扱いとはこの程度のものでしかないということなのでしょう。

 棒読み説明や横柄な説明態度、仕分け作業でさばいてみたらいかがか。ああいう連中の説明を聞いて、長年耕してきた農地の買収に応じた方々がある意味気の毒でなりません。
結局、横浜国道事務所とのやり取りは越年、どうせ「上」の判断を仰いで返事してくることになるのでしょう。資料の提出一つにこんなに時間をかけて。時間の経過に対する経済的換算が全くなされていません。

 今日はそのほか、市内在住外国人(約6000人)の、保険加入のことなどを調べるなど、最後の市役所内での資料集めを行っていました。昼食時に、親しき友人と話になり、いわく

 「先日(新宿で)たまたまホームレスの人がおそらく凍死をしているところを見てしまった。警察官数人に囲まれ昨夜は寒かったからな、などという声が聞こえてきた。せめて凍死しないようなことに税金が使われることを私は嫌とは思わない」

 と。
 古い政治の権化のような役人とのやり取りの苦々しさがいっぺんに吹き飛んだ。新しい政治を支える力、大きく育て。丑年年男、今年もあとわずか。