明日が出番

niginigi32009-12-02

 さがみ縦貫道の件で2、3問質問を予定しています。その中で、11月5日に実施された小学校児童を動員した現場見学会なるものについての質問を予定しています。写真は上依知小学校の真下をトンネル貫通することを「総合的な学習や社会科の授業の一環として」「道路への関心や理解を深めてもらうことを目的として」現場見学会を開催するおしらせの文書です(国土交通省関東整備局横浜国道事務所)。どれほどの位置づけがあるのか、確認しておきたいものです。
 
 かねてから貴重な水田地帯を潰して通り、小学校の真下をトンネルで通るという高速道路に反対をしていました私。まして、国政の政権交代で高速道路建設については予算化されるかどうかという俎上に上っているさなか、政治的攻防の局面であるにもかかわらず、希望者を募るならまだしも、授業という形で強制参加をさせることは許されるものではないでしょう。意図的な政治動員といえます。

 今日の神奈川新聞には、S市で、日本の金星探査機「あかつき」にメッセージを送るための「記帳所」をしない公共施設に設けたという記事がありました。この企画は世界天文年の企画の一つで、だれでも参加できるものです(こちらがそのページ)。
 実は、「世界天文年2009エッセイ賞」に応募すると入賞者は全文が、応募者は文章の一部が、この探査機に乗せられるという企画があり、私も応募したのでした。残念ながら入賞は逃しましたが。応募総数は378編だったそうです(こちらがそのページ)。
 ということで、この分野への苦言もないわけではないのですが、企画自体は悪いものではないと思うので今日のところは批判の部分は抑えてこの程度にしておきます。しかし、S市の場合、政令市への移行をこの企画に意味付与しているのがいただけない。お隣の自治体のことゆえ、あまり言うべきことではないのでしょうが、本来の純粋な意味を、ねじまげて政治的に利用しているとしか私には受け止められません。

 明日は質問項目が多いので、様々な思いのすべてを質問に反映させることはできそうもありません。今日まで絞り込みの作業を続けてきましたが、もう少し絞り込む必要がありそうです。自分の質問時間はあっという間に過ぎてしまうもの。傍聴の皆さんにとって、長い時間に感じることがないように、しっかりやらないといけませんね。