質問準備をしながらも

niginigi32009-11-30

 円高、デフレと年末を控えて気になる経済動向、国の補正予算編成にも関心が向きます。先日、新聞報道によりますと、沖縄県選出・出身の国会議員による「うるの会」の喜納昌吉参院議員が普天間基地の県外・国外への移設を要請し「普天間移設に関する検証会議」(仮称)の設置などを求めた、ということです。政府が、対等な日米関係をいうのであれば(そもそも地位協定を含めてなにをもって対等というのかがよくわからないが)安易な結論付けだけは避けるべきです。
 なぜなのかよくわかりませんが、中国海軍と海上自衛隊の共同訓練を初めて行う、というニュースも知り、日本の国家戦略についての国民への説明と合意がないまま、というのは軌道修正が必要に思われます。

 さて、質問準備のさなかではありましたが昨日29日、厚木市文化会館で行われた第9回野生動植物保全フォーラムに参加してきました(主催はNPO法人神奈川県自然保護協会 野生動植物保全フォーラム運営委員会。厚木市の小林常良市長からのあいさつもありました)。基調講演だけしか聴けませんでしたが千葉県生物多様性戦略についてのお話(講師は浅田正彦氏。千葉県中央博物館上席研究員兼千葉県生物多様性センター主査)は、行政的な説明の傾向を多少感じはしましたが興味深く伺うことができました。
 この際に触れられた「千葉県の場合、堂本前知事が強力に推進されたことによってできた」ということは事実です。写真の「生物多様性」という書籍は堂本暁子さんによるもので1995年に書かれたものです。私はまだ堂本さんが参議院から県知事選に挑戦する、という頃この本を読ませていただいて印象に残っています。以来、リーダーシップを発揮され行政がシナリオを書かない県民主導型の計画づくりなどを進められたことは今の千葉県の土台を蓄積したといえると思います。
 自然復元など、大きなテーマですがきちんと支えていくべきものでしょう。
 道路推進行政とは相対立するものとも思いますがいかがなものでしょうか。今回の一般質問では、私の高規格道路推進を見直すべきとする主張とまったく反対の立場からの質問もあるようで、その限りにおいては反論できるように通告をしておいて正解でした。議会の中に、高速道路建設を迫る論調一色ではないということをきちんと表明しておかなければなりません。