明日退院

明日ようやく退院ということが決まり、なんとか金曜の本会議初日に間に合いほっとしています。ご心配おかけしました。

先日お見舞いに来てくれた科学好きの友人と、話題の「スーパーコンピュータ」について話になりました。仕分けで削減対象となって逆攻勢で復活気運のもの、別の知人は「スーパーコンピュータって何?」というくらい馴染みのないものでしょう。科学好きの彼いわく、「大学など研究と称してずいぶん遊びに使っている、それも必要なうちなのか」「スパコンのいったいどこに金がかかるのか、化学系企業に働く人は疑問を持っている」と。


いま税収が37億円まで落ち込んでいるという状態にあるというのが大前提、として、格差是正と成長戦略をどう統一させるのか、という問題でしょう。たしかに、教育は結果を出すのに時間がかかる、だからやみくもに減額するのは問題。しかし、教育を受ける基礎的な権利すら危うくされている経済的負担の増加などの問題解決こそ最優先課題ではありますまいか?
文化、芸術分野も、私はたくさんお金をつけていくべきだと考えますが、かけすぎることはできません。これも、いくら芸術分野が発展しても、受け手の側が経済的疲弊などでゆとりを失っていたままでは意味をなくします。

人民裁判とか言われてる仕分け、でも本当の人民裁判はあんなものではないでしょう。いままでぬるま湯につかってたいして説明責任も果たさず予算をつけていた官僚主導の政治が明らかになった点が成果でしょうが、でも本来は議会、国会がそうしたチェックをしっかりやる、というのが当たり前なんです。

マスコミはどうしても部分的に切り取って報道しますし、地味な部分は取り上げられません。しかし、地味な部分にも大事なものが含まれていることも事実なのです。