違法駐輪

niginigi32009-11-06

 今日は中央公園西側交差点改良での警察との協議の内容について、経過説明を求めていたのでそのための時間を割いたのですが、やはり市街地周辺における交通政策全般を体系化する必要を感じました。
 写真は厚木公園での駐輪状況で、いままではなかった光景です。市の暫定利用の駐輪場が有料化された影響と思われます。予想された結果で、残念なことです。
 駐輪場計画を含めた自転車交通にかかる全体計画、とそれを住民とともに練り上げる過程の不在が招いた結果でしょう。6月議会の条例提案の際にしつこく質疑をして、反対討論でも改善を求めたのですが聞き入れられなかったようです。条例が賛成多数で可決されたとしても、私の主張には取り入れるべき価値があるものはあったはずで、納得はいきません。

  



■6月議会での反対討論
 自転車対策につきましては、交通安全や防犯などさまざまな視点から取り組まれているわけですけれども、大気汚染防止対策や都市景観の向上という観点から、実は環境基本計画にも位置づけがあるものであります。ご承知のとおりだと思います。この2つの施策の中には明確に位置づけがありまして、自転車等駐車場の充実に努めますと書かれてあります。また、今回の立地は暫定利用の土地でありまして、取得した用地の目的との関係でいいましても、また都市計画上の位置づけ、再開発の計画がある土地であることからいいましても、それ相応の合理的な説明が求められることは明らかであります。
 今ある現状からしますと、きちんと整備するというのは間違った話ではありませんし、不法駐輪をなくすという意味からも、それ自体は理解できない話ではありません。ですから本会議初日の質疑でも述べましたが、自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律―上位法ですが―に基づきまして、自転車等駐車対策協議会―これも法定ですが―をつくりまして、自転車駐車に関する総合計画を策定することが必要なわけであります。そうした総合的な対策をまずつくることが先決だと申し上げました。
 そうした政策をつくり上げる上でも、くれぐれも安易にコンサルタントなどに委託をするのではなく、住民の自治力向上と発展ということを考えましても、NPOを含めた住民の力をかりて行うことが望ましいとは思われますが、いずれにしましても、今回の提案を伺いまして、見切り発車だなという感は否めません。あつぎ市民の党といたしましては、継続審査にすべきものと考えておりましたが、賛否を問われましたとき、賛成するだけの条件はいまだ整っておらずと考え、反対するものであります。