同じラップでも

 インフルエンザが拡大しています。学校行事の延期などの通知が届き、知人のお宅では学級閉鎖明けで数日登校したらすぐまた学級閉鎖になったという話、など予断を許さない状態です。学級閉鎖などは2中学2クラス、7小学校13クラスと全学年全クラスが1学校、となっています。知られているように、初期症状の段階、微熱程度ではインフルエンザの判定ができず、様子を見るしかない、この段階で乳幼児の類似する症状の場合に対応が非常に悩ましいわけです。おおむね、無理をさせないのがベストでしょうが、事情が許さない場合もあります。微熱の段階から一気に重篤化してしまうことがあるのでこれからのシーズンはより心配の種が増えます。行政からもワクチンと鎮静化を待つのみなのか、あらたな情報発信をできないでいますが、前回の議会の全員協議会の場で尋ねた予防接種の補助など、少しでも独自でできることを打ち出す時期に来ています。
 

 さて、厚木市内ではまもなく容器包装リサイクル法による分別収集が開始されますが、製造者責任が問われず、税負担の増加=自治体と住民の負担増が明らかな、矛盾をはらんだ分別の問題点をきちんと認識しておきたいと思います。同じラップでも、商品を包むものと家庭で使用するものでは扱いが違う。これは科学的根拠がなくどう考えても説明がつきません。私たちが生活していくうえで、ごみを出したくないといくら思っていても、ごみになる元を購入するようにシステム化されて組み込まれていることを放置していること自体を問題にすべきなのです。

 週明けから新しいシステムになり、ミッション35と資源化率35%を目標にすると打ち出されていますが、本質的な問題の隠蔽になるようなミスリードは避けるように行政は考えて行く必要があります。もう10年ほど前に、議会で私がラップを持って脱塩ビを訴えたことを今日たまたま思い出して、結局いまもなお製造者責任はあいまいなままであることを考えさせられます。