厚木市市民協働事業提案制度公開プレゼンテーション

表記の公開プレゼンテーションを傍聴してきました。プレゼンを行ったのは2団体でした。
 (1)「森の里地域コミュニティバス事業」森の里ふぉーらむ
 (2)「みんなの環境展・開催事業」あつぎ環境市民の会
 の2団体です。
 7人の審査会委員(と傍聴席の傍聴人)を前に、ともに思いのこもった具体的な提案だったと思います。審査会委員の質問も、議員もかくあるべしと思うような質問だったので、規定の時間を越えましたがおおいに勉強になりました。
 この制度に興味・関心のある人56名参加の会合から始まり、応募したのが11件、第1次審査をクリアしたのが3団体、うち1団体がご辞退され今日の2団体になった、ということです。

 プレゼン終了後、第2次審査があるようで、結果がどうなるかが気になるところですが、きっと期待できるのではないかと思っています。

 コミュニティバス厚木市内の各地で要望があり、行政も動きをようやくはじめつつありますが、今日の「提案」は、利用料をいただかない、互助会の活動のようなイメージでしょうか。森の里地域の自治活動の活発な状況を背景に、成算がありそうなものでした。法的な面など課題を拾い上げていけば市民の力で地域支え合いの事業の雛形ができそうです。
 むろん、すべての地域でこれができるという話にはならないでしょうから、そうしたところは行政としては注意しておく必要はあるでしょう。
 環境問題に焦点を当てて、粘り強く活動をしている団体の「環境展」、行政がかむことのメリットはあるでしょうが、行政がかまなくてできる活動と、かませて効果を上げる活動とはおそらく平行して行われることになるんでしょう。予算がつけばできることの幅は広がりますから、そういう意味では有効に活用したいはずですが、軸足をどちらにおくか。考えさせられます。

 市民の知恵と力でやれることはやったほうがいいに決まっていますが、なんやかんやと規制があって邪魔をしてきたのも事実。政権交代の条件を活かしていままでだったらクリアできなかった問題も、それこそ市民と行政の協働でぶち当たっていって欲しいと思います。応援しています。