自治基本条例フォーラム

niginigi32009-09-27

 今日、自治基本条例フォーラムが厚木市文化会館で開かれました。主催は厚木市自治基本条例の制定を考える市民会議・厚木市。先日、厚木市自治基本条例の制定を考える市民会議(以下「市民会議」)から自治基本条例に関する提言書が出されまして、その提言内容の報告や条例にかける「市民会議」メンバーの思いなどが披露されました。市長からも15分間、条例にかける市長の思いを熱く語る場面もあり、かつて市長が市議時代、議会サイドで一般質問などで地方分権問題を取り上げた頃のことを思い出しました。「市民会議」の最初の発表者がこれまたなんと懐かしい小川秀代さん(元市議会議員)で、これまた昔を思い出しました。
 なにはともあれ、この厚木市で、33人もの公募で、1年半近くも会議を重ねて結実させたことは大変素晴らしいことだと思います。「市民会議」の中には私のよく知っている方々もいらっしゃいますが、とても熱心であることを承知しています。そして、この条例の意味を考えると、どのように成立させるか、が次のステップだということになるでしょう。私は総合計画の時も同様に、一貫して申し上げているのですが、時間をかけるべきだと。「上からの自治」にならないためにも、形式だけを整えることには異論があるということなのですが、それはまた別の場所での議論でしょう。
 成案までに、私はいくつかの整理すべき点もあるだろうと考えています。オープンな論議が楽しみです。

 
 ところで。
 今日は、議会からは石射正英議長、佐藤知一副議長、はじめ11人の議員が参加していましたが、最大会派「改革あつぎ」からは1人も参加していません。たしか、現市長を支えるべき会派だと私は見ていたのですが、市長の推進する目玉の施策の展開にかかわる企画には姿を見せなかった。正副議長を自らの会派から出せなかったことのダメージなのか、市長を支える気力も失ったのかと周囲に思われはしないのでしょうか。本来どうでもいいことではあるのですが、今日は特に、公募市民の貴重な発表の場で、賛成反対や異論反論はあったとしても、議会として受け止める必要の価値は高かったように思えますが。
 先日の決算委員会の二日目も、委員長の小島氏は「改革あつぎ」ですが、もう一人の委員は欠席をされ、傍聴にはどなたもおいでになられてはいなかったようです。インターネット中継があるので登庁の必要はないとはいえ、決算審議の際にもし仮に紛糾することがあった場合など、大丈夫なんでしょうかと、心配をせずにはおられませんでした。むろん、これらは、それぞれ会派の自由ではありますが…。

 昨今、議会に緊張感がないとの指摘を受けることがあります。行政をしっかりチェックする第一の使命を帯びた我々の側が、行政に甘く見られるようなことは厳に慎むべきでしょう。