決算

 古沢地区に新しい斎場が建設されることになっています。それに伴って、地元の整備が進められる予定となっており、先代の市長の約束だったこともあって市長が変わった際に議会では「財政難の折、計画は見直せないか」などという意見も聞かれたりしました。
 また、中間処理施設(ごみ処理)建設の候補地に挙げられていた棚沢は(これも先代の決断だったが)、候補から外れましたが、一部ではこの機に地元に付帯施設を、との期待の声もあった、との話も聞かれたのでした。
 犠牲と見返りとがワンセットで成立していた割高な公共事業は、新しいこれからの日本の未来に向けて形を変えていくべきではあるはずです。ムダな公共事業に群がることで肥え太ったのは一握りの「官」と「民」にすぎません。しかし、それを単に理念として語るだけではあまりにこれまでの長い時間の代償としては軽薄でしょう。

 八ツ場ダムの問題が投げかけている問題はとても重いものです。全国いたるところに同じような話があるに違いありません。

 今日から決算審査が始まっています。今日は一日目。市長が代って初めての本格予算を組んだことと、総合計画策定に着手したことが特徴の一年を、どのようにとらえて先進部分と反省材料をそろえることができるでしょうか。丸一日の論議を拝聴しながら、検証をしています。