皆既日食

「なぜめい王星は惑星じゃないの?」く

 みなさんは日食をご覧になれたのでしょうか、あいにくの悪天候でしたが、世紀の天文ショーをすこしでも接することができたらよかったですね。私は残念ながらその機会がありませんでしたが、多くの人がこの経験を得られたことで満足できています。

 地球を直径10センチ程度のりんごに例えたとき、1200メートル先に直径11メートルの気球を置いたとする、それが太陽だといいます(実際の距離は1億5000万キロ)。そのあいだに、ちょうど太陽を隠すべく「月」が直線上に入ると日食になります。例えによれば、月の大きさはキンカン程度にしかすぎない大きさで、大きな太陽を見事にぴったり隠すのです。(参考:「なぜめい王星は惑星じゃないの?」くもん出版、写真)うまくできているものですよね。宇宙のどこかにある他の「銀河」でも、同じような現象があるのでしょうか。

 世界中で空を見上げる人々が、ともに地球規模での平和を想い、連帯をすることで未来を守る力になっていけると思うのです。人間の愚かしい行為がいかに小さく見えることか。

 自民党の広告が新聞に載っていましたが、日食のすばらしさと対比すると気の毒なのほど品がないものに思えてなりませんでした。わが国の政権党とは、この程度のものだったのか…。