常任委員会

 都市経済常任委員会

 おもに「元気商品券」の議論に集中しました。景気の問題に直結する委員会だけに、そのほかの中小企業対策や空き店舗対策などについても質疑があり、私にとっては今後の市政を考える上での参考材料ともなり、大型補正には疑問だらけですが、委員会が開かれたことはプラスに考えたいと思います。
 さて、「元気商品券」。第1回の商品券に対する不満が多く寄せられたこともあり私を含めてすべての委員から質疑や提案がありましたが、どうも答弁がすっきりしません。詳細は決まっていないというスタンスで、検討していく、という答弁者の姿勢が続いたことに委員長が怒りの一喝。その上休憩中の議長のとりなしなどもあってか、再開後は部長からようやく検討段階の話という前提で、「希望者を募ること、応募者多数の場合は抽選でという形にすることを考えている」などがやっと明らかにされました。
 厚木市のホームページ上でも、この補正予算を組むに当たっての経営会議(旧政策会議)の論議はまだアップされていませんでしたので、(その後確認するとアップされていましたが)私は経営会議が公開になっても検討段階のものが明らかにされないという方針では、議会での議論が意味をなさない、と意見を述べました。総務部長からのあえての答弁もありましたから、改善されることを期待してます。
 前回の第1回の段階で、「プレミアム分の一部(2割)の協力店側の負担を依頼する」という委員会答弁が実際実施する段では全額公費となったことについて、説明が異なると全員協議会で不満を述べたのは私。それが引き金になって代表者会議まで開いて説明をしなおすという苦い経験をしてしまったことが、マイナスに働いたということなのでしょうか。あんなことになるならば不確定なものは説明しないでおこう、と。そうだとすると、それでは解決の方向が逆ですからね、心理的にもし、担当がそんな状態に陥っているのならば、首脳部は助けてあげなければなりません。議会というところはチェックするのが仕事なんですから、いっぱいチェックされても問題ないんです。質問されないで通過するほうが喜ぶ職員のほうがおそらく多いんでしょうが、そんなことでは自治基本条例やセーフコミュニティの精神にそむきます。委員会での説明とその後実際に事業実施の段階で修正が加わり説明と異なってしまうことはありうることですが、問題はそのことを「きちんと議会に説明する」という過程・プロセスをなぜ省略したかということです。つまり、担当の責任というよりも、執行部周辺の判断の問題でしょう。