何に誘導している?

 高速料金を夏の一定期間安くするらしいですが、車の利用ばかり促進されるような提案ばかりしないで、たまには鉄道の利用も促進してはいかがか。地方への観光も含めて地方への「誘い」を割安にすることは地方経済にとっても大切ですし。鉄道利用は環境にもいいことは明らかです。
 首都圏の、通勤通学の時差利用にも奨励金を出したらいかがか。そうしたゆとりを持たせることは日常のストレス軽減にも役立つでしょうし、またどうせならば休暇も増やしてしまえ。秋以降のインフルエンザ拡大が予想される時期の対策としても、安心して休んでよろしいですよ見舞金制度、なんていうのはどうか?心情的にはインフルエンザで収益が激減したようなところを救済したいところですが…。
 自転車利用促進のため、駐輪場利用スタンプ10個で映画鑑賞券をプレゼント、なんていうのはだめでしょうか?(厚木にとって、というなら厚木に映画館があればなおいいのですが)
 安心安全というならば児童生徒の登下校時の安全確保には地元の退職者をパトロールで雇い入れてもいいのでは。
 エコポイントのエコはエコノミーか、とかいうのがネタになるような話ですが、まじめな話ではいろいろな方面で新しいエネルギーや電池などの開発が進んできています。新しい事業拡大をさらに促進し各業界へもうまく拡大して、雇用対策に結び付けていくことへも奨励や初期投資に対する補助は有効かもしれません。雇用拡大への将来期待は株価上昇にもつながるでしょう。

 やりたいことは山ほどあろうが、将来への不安とかツケが隠し味になっているような政策はやめておきたいもの。人間が目先の利益に刹那的に飛びつきやすくなってしまうことに慣らされてはいけない。後先考えずに、というのはよくありません。
 首相になったら後先考えずに15兆円を自由にできます。なんていうのがいつでも可能ならば誰だって首相になりたいでしょうねえ。

 ところで以前議会でT議員が「不公平を説明する必要がある」という趣旨の発言をしていました。この時代、不公平はしょうがない、という前提のご発言だったと記憶していますが、その前提はさておき、不公平な施策については説明すべきというのはその通りでしょう。
 プレミアム商品券。あつぎ元気商品券を再発行するという話。これはまさに不公平を前提にした施策です。全員にはいきわたらないんですから。で、なおのこと、いきわたらないことに合理的理由はありませんから。
 当初、地元商店の景気対策の要素も強かろう、商店側もお客さんがくることで助かるんだから一定の負担は受けてもらおう、プレミアム分くらいか、のような構想であったならば、位置づけとしては理解できたものかもしれませんが、ほとんど無条件・どこでも使えるキャッシュバックのような商品券ならばありがたくてありがたくて、手元にお金がなくたって5口まで買えるなら何とか工面しようという気にすらなるもの。10%なんてありえないありがたさでしょう。普通は地道に1%のポイントを貯めるものですから。

 あとは臨時議会で。