6月議会初日

 市長から各議案の提案理由の説明があり、質疑を経て委員会に付託するという初日が終わりました。繰越明許費の報告では「定額給付金の国庫補助金はいつ厚木市に入ったのか」を尋ね(4月20日との答え)、自転車駐輪場にかかわる条例については、暫定利用のうちは無料とした方針の変更に絡んで上位法に記されている「駐輪場の総合計画」の必要性をどう考えるかを尋ねました。どうも、当面の対策にしか視点がないような印象を受けたので、心配でなりません。必要なのは中長期的なビジョン。これがないと、住民への説明責任を果たせないのです。暫定利用の駐車場で2000台以上の自転車を停めていて、その後、どうするんでしょうか。たまには「ううむ、さすがだなあ、なるほどなあ」と感心するようなビジョンを聞きたい!

 補正予算。6月補正は珍しい。政府の追加経済対策がらみ、というわけではありません。そこまで先取りしてという話ではなくて、逆に今回の補正は基本的に「当初予算でやれたものではないのか」というものです。今日の質疑でも触れておきました。詳しくは委員会で。まあ、雇用対策は推して知るべしの6ヶ月の短期不安定雇用を(77名だそうで)考えているもので、そういう法律に基づいて神奈川県が自治体に振り分けたものですから正直いってわかってないんだか、ばかにしてるんだかという話。今日は、それでも少しでも役立てたいというのなら一日でも早くという対応が可能だったのではないかという質疑もしておきました。他の自治体では4月から実施しているところもありますので。
 自治体職員としても、どうせ仕事をするならば、これはいい仕事だ!と市民に自信を持って勧められる仕事をしたいだろうに。