市立病院

 インフルエンザ対策などの状況を調べたところ、今日段階では厚木市内では季節性と判断されたインフルエンザへの罹患の報告はなく、通常の相談活動で数件の対応をしている程度とのことでしたから、冷静な対応がされていることと思います。いまのところ、発熱外来が可能な医療機関は感染病床を持つ市立病院以外にはありません。そうしたことへの対応の準備は十分とは言えず、国から保健所、保健所から各医療機関へと指示があるとは思いますが、医療機関の連携と、通常に近い(閉鎖することなく)診療を保証する必要が生じると思われます。

 ところで、今日は市立病院についての市民の声を、たまたま2件伺いましたが、いずれもあまり「満足な診療を受けたとは言えない」という感想を述べておられました。市立病院がいま大変な状況にあることも知られているため、きわめて遠慮がちに、我慢しなければならないのかもしれないけれど、などと付け加えながらの苦言でした。直接言うのも申し訳ないと思われているようでしたが、確かに現場負担を目の当たりにすると(人数ギリギリでばたばた働いている姿を見るとなかなか言えない気分になりますから)言いにくいものでしょう。
 しかし、公的医療として、税金を投じて地域の拠点として医療を提供している以上、「質の高い医療」を提供することも必要です。市内には医療機関が多いこともあって、ほかの民間病院と比較されやすいこともあります。
 よりよい改善を求めていきたいものです。