雇用情勢

 先日の神奈川新聞に、日本の主要な大企業16社が、空前の内部留保を計上していることを報じていました。約33兆円、と書かれていましたが、にもかかわらず、人員削減をしつつも株主への配当は増額や維持をしていると伝えています。派遣切り、ということを平気でやっておきながら、株主への配当を増額するというのは本来一番考え直さなければならない根本の、資本主義のあり方にかかわる重要問題です。雇用を守れないようでは内需拡大は期待できようはずもなく、もはや給付金どころの騒ぎではありません。
 厚木市でも、24日から窓口を設置して相談に応じているようですが、まだそれほど多くの人が押しかけているという状況ではないようです。ひょっとすると、その程度では埒があかないと、相談に行くこともしていないのでしょうか。窓口を設けて、待っているだけ、というのでは追いつかないかもしれません。気がかりな年末年始です。

 さて、振り込め詐欺のケイタイSOSが入りました。

 
「警察からの情報」 緑ヶ丘地区にお住まいの60歳代の女性宅に、警察官を名乗る者から電話があり、「あなたの通帳が振り込め詐欺に使われている可能性があるので、口座番号と暗証番号を教えて欲しい」と言われた後、銀行協会を名乗る者に変わり、「キャッシュカードの変更が必要なので、取りに行く者に渡してください」と言われ、自宅に来た者に渡してしまった。後日、口座から300万円が引き出されていた。【防犯一口メモ】相手が警察官を名乗るときは、所属の警察署を確認し、電話を切り、必ずその警察署の電話番号を確認しましょう。


 この一口メモは、実際なかなか難しいですよね。警官からの電話に出た高齢者が、「ところでおタクはどこの所属でしょうか?」とかって言うのは、どうでしょう、悪質極まりない犯罪ですが、この手口を使われると、ATM内で警戒していても意味がないということになります。頭が痛い問題です。