アメリカ大統領選挙、オバマ氏勝利

 マスコミで報道もされているとおり、オバマ氏の支持率がマケイン氏のそれを逆転したのはリーマンブラザーズの破綻からのことでした。今回の勝利は、共和党ブッシュ政権への批判の大きさによるものだと思えます。そして、その中身は、と言えば、とくに金融・経済政策の誤りによるものだと思うのです。

 市場の評価は冷ややかなものですが、今回の金融恐慌の引き金はサブプライムローンにありましたが、要するに世界経済におけるアメリカの主導性が信頼されないことと、それに変わる新たな秩序が見当たらないことによるものですから、市場はそんなに簡単に反応するはずもありません。このところの各国政府の介入などもさして功を奏していないことにも現れています。

 国際的な富の偏在の問題とそれと連動している民主主義の不徹底なり未成熟の問題が、国際的にどのように解決されていこうとしているのか。そのこととの関係で言えば、アメリカ民主党の勝利は歓迎すべきことと言えます。
 日本の政府与党にしてみれば、この余波が日本に及ばないでほしいと願っていることかもしれませんが、そうしているうちに、日本国内の政治経済はますます混沌としていくことになるのです。

  • 学校給食に使用した卵焼きについて

 という表題の通知が教育長名で出されました。これは、このブログでもとりあげた、卵焼きに事故米が使われていたという問題について、詳細に調べたところ、厚木市の給食には使われた事実はないということが判明した、という知らせです。厚木市など複数の市で、使用された疑いについて調べたところ農林水産省が確認した、という話のようです。
 ことここに至りますと、確認そのものが信憑性があるのだろうかと疑い出したらきりがないような気分になりますが、ひとまずは「使用していなかった」ということだけはこのブログでもお伝えします。