中央公園西側歩道橋

 ちょっと古い話で恐縮ですが、9月議会の都市経済常任委員会で質疑をした点で、補正予算の中身の交差点改良の内容について尋ねたことがあり、少し報告しておきます。
 2箇所の交差点改良について、警察(厚木署)との事前協議を進めるための補正予算でしたがそのうち1箇所は以前に私が議会で取り上げた中央公園西側の歩道橋がらみの改良でした。当時は防災の観点からも中学校生徒が多く利用している歩道橋の安全性(耐震性)からも横断歩道ができないのならばバリアフリーで自転車も通れる歩道橋にという提案などをしたのですが、あまり芳しい方向ではありませんでした。今後どのような協議になるか、または何年かかるのかはわかりませんが、ようやく事態が進展したようです。
 以下に、当時の議会(2005年6月)のやり取りの一部を載せておきます。


 (奈良)歩道橋の関係なのですが、先ほどのご答弁で耐震についてはという話は、担当からもそんなに心配がないという話を伺ったわけですけれども、私は高校時代は海老名市から通っていまして、中央公園西側の歩道橋というのはその当時と全く変わっていない姿ですよね。あそこを通行しているのですけれども、中央公園西側の歩道橋というのは横断歩道が2方向ない。あれはやはりバス等が駅に進入して駅からも行く関係で、こちら側からいいますと、役所から商工会議所に向かうのは、これはどう考えても歩道橋を渡るしかない。駅から厚木中学校側に行くのも、これは横断歩道はないのです。上を通るしかないのです。時々見かけますと、そういう状況なものですから、横断歩道がなくても渡ってしまうという危ない状況も見たりもするのです。
 これは横断歩道を設けない理由はわかるのですね。どうしても今の状況ですと駅にバスが通ったり、つまりあそこは右折の頻度が高いので。ただ、そうしますと、その横断歩道を利用し続けるということを考えますと、中央公園もああいう形で整理をされてきていることもありますし、もう少し利用しやすい横断歩道にという考え方も成り立つのではないかと思いまして、その辺の工夫検討がバリアフリー等の観点も含めて可能になるのかどうかという点。
(宮台道路部長・当時)歩道橋の関係で、中央公園西側のいわゆる歩道橋、厚木第1歩道橋の関係でのお話がございましたけれども、この歩道橋は、ご案内のように設置されましたのが昭和44年。当時、国道246号線に架設されたという状況でございまして、当時といたしましては、付近に厚木小学校、中学校がございましたことから、児童・生徒の通行の安全性の確保最優先だということから、学校に行く安全策として、ああいった形で2方向への歩道橋の設置がされているという実態がございます。
 その後、本市といたしましても、本厚木駅へ行き来する交通量も非常に多くなりましたので、この交差点改良も行って、自動車の交通をスムーズにしようという対策も講じてきたわけでございますけれども、その際にも、先ほど議員お話しの平面的な横断歩道がつけられないのかどうかということについては、特に自転車通行ができないよというお話、わざわざ遠くの方を回らなくてはいけないという実態を私どももお聞きしておりましたので、そういったことを交通管理者とも協議をしたわけでございますが、現在の状況といたしましてはなかなか難しいということで現在に至っているという状況でございます。
 なお、これに対する利用しやすい歩道橋ということにつきましても、今後引き続いて、充分にバリアフリー化という視点から検討を加えてまいりたいと考えてございます。
 さらに、バリアフリー化という視点から、歩道の勾配、傾斜の関係での改革、歩道のあり方というお話がございましたけれども、この点につきましては、厚木市バリアフリー化のために、ここでもスーパーモデル地区の指定を受けまして、積極的にバリアフリー化を推進していこうということで、道路特定事業計画を昨年、平成16年度に策定いたしまして、これに基づいて、このスーパーモデル地区の支援を受けて実施してまいりたいと考えております。
 特に歩道の勾配の関係でございますけれども、この指針の中で歩道の横断勾配は1%というふうな規定もございます。そういった形の中で、できるだけそういった形に近づけるべく、歩道の改良を行ってまいりたいと考えているところでございます。