学校給食実施基準

 昨日の決算特別委員会の中で、学校給食についての担当課長の説明で、面白いものがあったので調べてみました。委員の質問で「中学校給食が、あまりおいしくないとの声がある」というものに対して、自校方式で小学校はおいしいのに比較してセンター方式のものは云々という話の後、食塩の量が3グラム以内と決まっているので味の問題があるのではないかという答弁がありました。これはなかなかなるほどありえそうな話。
 早速調べてみると、学校給食実施基準の中にありました。3グラムの食塩というのはどのようなものになるのかは、皆さんで確認していただければと思いますが、塩分取りすぎを控える学校給食としての立場からは仕方ない面もあるかもしれませんね。しかし、おいしくないためにたくさんの残菜が生まれて処分されることを思うと、対策を考える必要もありそうです。
 しかし、自校方式はおいしいとの声があることはよかった。かつて私も含めて自校方式を求める議員たちが何年も質問に取り上げて財政問題はあるにせよ、児童生徒の安全面から、という訴えを続けてきたことの成果だといえます。もちろん行政を最後に説得したのは皮肉なことですがO157問題でしたが。
 参考までに、学校給食実施基準の別表の注意書きについて、以下に示しておきます。(平成15年以前のもの)

(注)1 表に掲げるもののほか、次に掲げるものについてもそれぞれ示した摂取量について配慮すること。食物繊維……児童(6歳〜7歳)5.9g、児童(8歳〜9歳)6.4g、児童(10歳〜11歳)7.2g、生徒(12歳〜14歳)8.2gナトリウム(食塩)……各発達段階を通じ、食塩相当量として4g以下(これによることが困難な場合にあっては、6g以下)2 この所要栄養量の基準は、全国的な平均値を示したものであるから、適用に当たっては、性別、年齢、個々の健康及び生活活動等の実態並びに地域の実情等に十分配慮し、弾力的に運用すること。