農地パトロール

 今日は農業委員会で厚木市内の農地パトロールを行いました。委員全員出席で、耕作放棄地2か所、獣害防護柵を見てきました。耕作放棄地が増えているのにはいろいろな理由がありますが、相続によるもの、騙されて残土を捨てられてしまい営農意欲を喪失するもの、公共事業により農地を分断されてしまったケース、などが考えられます。それぞれのケースごとに対応が求められています。
 
 このところ、農業、とりわけ都市農業を取り巻く環境の厳しさもあり、私にとってはたいへん勉強になる時間をいただいています。
 
 獣害防護柵の内側を歩いてみました。イノシシが歩いた痕のようなものが見えました。柵の下側を掘っていたようでした。獣害について言えば、森林を豊かにするしかないというのがおそらく誰もが異論がない対策という事になるでしょう。メーター1万円の防護柵は経費もかかるし効果も絶対という事もなく、維持管理上の課題もあり、やはりシカ・イノシシ・サルがどこで餌を食べるのかを考えてやるしかないはずです。
 
 地域で作ったものを地域で消費するという考え方、地産地消は、これも多くの人が賛同します。しかし、だったら、それを保証する政治を実現しなければなりません。国に対しても県に対しても、もちろん市に対しても、そうした政策の実現のために求めていかなければならないということです。