議長選

 今年も8月に臨時議会が開かれることになり、すでに、正副議長からこの日までに辞職したい意思が明らかにされていることから、臨時議会では選挙が行われることになります。
 今年は現議長から、地方自治法改正があったことにより9月議会で常任委員を選出(議長指名)すればよいので、あえて臨時会を開かないでもよい、という選択肢も示されましたが、代表者会議で論議の結果、慣例どおり8月に臨時会を開くという方向になったことになったものです。
 昨年、市議会改選直後には、最下位当選者と次点候補の差が0.059票差であったことから異議申し立てが成される可能性などの事件もあり、さらに、当選後に1名が悲しいことにお亡くなりになるということによって、繰り上げ当選、ということが起こりました。市長選で現職が敗れて半年後の市議選で、こうした信じられないような出来事があって、大変な幕開けを予感していましたが、案の定、正副議長線は両方ともくじ引き決戦となったのでした。
 若干構図は複雑ではありますが、わかりやすくいえば今の市長に近いグループvs前の市長に近いグループがそれぞれ議長候補を出しましたが、正副とも投票数が同数となり、くじ引きの結果、これも正副とも前の市長グループ系がおさえることとなったのでした。この選挙では白票が2票あり、今回の議長選ではこの2票の行方は当然注目されています。
 いずれにしても、新しい市長にとっての議会運営は厳しいはずですが、どうもそうした方面の対策に配慮がないのはどうしたわけなんだろうかと疑うのは私ばかりではありません。こうした事態を招いている、主犯を私は私なりに分析をして考えてはいます。安易な議長選は、市民を不幸にすると考え、代表者会議でも(オブザーバー参加)8月臨時会でない選択肢(変化を与えたいから、と主張)をと発言しました。
 鮎まつりを週末に控え、そのさらに1週間後に開かれる予定の臨時議会。ごくごく、狭い世界の話−