学校給食

 学校給食の1週間のメニューが携帯に送信されるサービスがあります。私は、どういうメールが送信されるのかを知るために、厚木市関連のメルマガなどはすべて配信を受ける設定にしていますが、週末の金曜日、昼ごろにはいっせいに市内の小中学校の、翌週分の給食メニューが配信されます。
 年度が切り替わったころ、この給食メニューの配信について、担当職員に電話しました。せっかくメニューを送るなら、カロリー数などをつけくわえたらどうか、というような話をしたのです。すると、先週末に配信されたものを見ると、カロリー数が記されていました。こうした軽微な修正はすぐにでも実施されるので、本来の議員の日常活動だと思われます。
 議会での正式な議員の提案や要望について、職員が「検討する」と答えたものはその進行状況を報告するということになりましたが、こうすると議会がともすると点数稼ぎの場になりかねません。どう考えても、議員心理で「検討する」と言わせたくなるし、職員側は安易に「検討する」とは言いにくくなる。双方がやりやすいテーマに傾斜していく危険性があるのではないかと思います。市長の政治姿勢など、大きな方向性については、実際職員の検討以前の大前提があり、本来そこを正せばすべて流れが変わるというものです。議会で検討すると答えられるようなテーマは、日常活動で十分「検討」させることが可能だと私は考えています。
 給食についても議会でかなり取り上げられるテーマです。学校給食という、食育というテーマをはらんでいるため、関心に上りやすいものではあります。子どもたちがどういう食材の、どういう料理を食しているか。関心があるのは当然ですし、各学校で配られるメニューは各家庭での朝食や夕食のメニューにも考慮を与えるので、大切な情報です。各栄養素まで、携帯への配信で伝えるのは情報が多すぎて不要でしょうが、栄養士さんが苦労して考えるメニューならば、そうした足跡だけでも伝えて欲しいと思っての提案でした。