党首討論

 時間が短いのはなぜなんでしょうね。地方議会の一般質問ではあるまいし、45分という時間制限はあまりに短い。今日の印象は、福田首相が何も答えていないということにつきます。首相は、「国会運営に困っている。民主党が協議に応じてくれないから。対案だって出すの遅いし」と国民の前でおおいに愚痴を披露しました。自ら具体策を示すというつもりなど毛頭ないということのようです。
 
 道路特定財源問題でも、首相が「2.6兆、どうするんですか?」と逆質問したのに対して小沢一郎民主党代表が「道路の整備状況は先進国でも高い水準にあり、これ以上暫定税率を維持する意味はない、国民のその分を還元すべき。天下りをやめれば12兆円が生まれる。要は、中央(官僚)集権ではだめだから、この構造を変える必要がある」との具体的な答弁に対しての反論はできませんでした。

 時間があれば、年金や後期高齢者問題もやってほしかった。しかし、最後のチベット問題での首相の認識は問題ではないでしょうか。全世界各国の抗議デモを「暴力沙汰」って言いましたよね。いいんでしょうか。

 さて、マスコミはこれをどう取り上げるのでしょう、軍配をどちらに上げるのか?