子育て支援センター、リニューアルオープン

愛称は「もみじの手」

 先日ここでも取り上げました、厚木市子育て支援センターが大幅に拡張してリニューアルオープンすることになり、今日式典がありました。今回のリニューアルは、市民の方からの1千万円の寄付があったことにより実現したものです。福祉向上に、というそのご意思に沿うことができるよう、行政は尽力しなければなりません。
 子育て世帯の負担軽減に、寄与する施設となって信頼が得られ、市民に親しまれる施設となったこと、スタート時点から議会などで充実をと取り上げ続けてきたものの一人として喜んでいます。もちろん、課題は多いので、当然手放しで喜んでいるのではないのは言うまでもないのですが。
 式典のあと、絵本作家で有名な中川ひろたかさんをお迎えしてのコンサートが行われ、悪天候にもかかわらず多くのお子さん連れの参加があり、ほっと一安心。中川さんの判断で、奥の座席に座っていた厚木保育所の5歳児をステージの最前列のさらに前のスペースに座らせてからは、「中川さんと厚木保育所の子どもたち」が主役となっての素敵なコンサートとなりました。 
 
 こどもたちにある、伸びゆくエネルギーを十分感じるにつけ、世の中がこうしたプラスのエネルギーによって浄化されていくといいと願わずにいられませんが、それは願っているだけでは実現できないというのも事実。頑張ろう。

なお、子育て支援センターは総合福祉センター5階に。子育て世帯のサロンでもあり、気軽に相談できたり親同士が交流できたりと、人気の高かった施設。児童虐待ドメスティックバイオレンスもここで取り扱っている。地域にある子育てのマンパワーを活用しながらの展開にも期待したいところだ。

 私、小学校5年生の頃からの天文ファンでして、当時は友だちと毎月、渋谷のプラネタリウムに出かけていました。海老名中学時代は天文部に所属して趣味の領域を大切にしていましたが、今となっては星空を見上げることもなかなかなくて残念です。
 私はコペルニクスガリレオに感動して生きています。天動説が当たり前だった時代に地動説を唱えて生きた、科学的に真理を追究し続ける姿勢に大いに共感しています。
 さて、厚木市子ども科学館では、きたる4月18日に「大人のためのプラネタリウム−宇宙の美術館」が行われるようです。18歳以上限定のもので、私がかつて提案したこともあるもの(だから実施されたものではどうもなさそうなんですけれどね。まあそれはこの際どうでもよい)。私の提案とは、子ども科学館の立地条件は本厚木駅東口から徒歩0分の好条件であり、お勤め帰りのサラリーマンや高校生・大学生対象の企画を持つべきではないか、子ども科学館だからといって夕方の4時半に閉館ではもったいないではないか、というものでした。
 しかし、夕方以降も企画を持つとなると、スタッフの問題などクリアしなければならないと当時は言われ、投げかけはそのままにしておいたのでしたが、おそらく熱意ある学芸員の方などスタッフの方が努力していただいて実現したのではないかと思います。
 先日伺って職員からお話を伺いましたが、こうした部門は自治体でも取り組みにずいぶん差があるようです。天文同好会などは高齢化が進んでなくなってしまった、などとも伺いました、非常にさびしいことです。
 ひとつだけ注文も出させていただきましたが、この大人対象のプログラム、観覧料が子ども対象と同額の100円なんです。これは、「その程度のものか?」と思われてしまわないか、やっぱり大人対象でやる場合はそれなりの料金設定をして、いいものを育てていく力を養う必要があるのではないでしょうか、と申し上げてまいりました。内部でも論議の上での設定とのことでしたので、今後の議論があるかもしれませんが、私だったら115人定員のプラネタ、満席になっても1万円少しの収入にしかならない企画では残業代の出費のほうが多そうで気乗りがしないなあ。