沖縄県知事選挙

 北朝鮮を巡ってアメリカと中国の駆け引きが続いています。
 とくに、アメリカは中間選挙を控えて、戦死者が増えているイラク問題と、原油高等の影響で国民の生活が悪化していることなどの要素で共和党の支持率が低下していますから、ブッシュ大統領は最後の賭け(選択肢はほかにないようだが)に出ていると思われます。金融制裁の解除がされるのかどうか、双方ともさまざまな譲歩の可能性がありますが、いずれも世界戦略上の駆け引きに基づき行われているもの。日本はそうした中、蚊帳の外に置かれていますが、独自の外交戦略をもてない以上、こうした位置は変わることはありません。
 「だからこそ、核を持つべき」との暴論は極論で、論外としても、発言者を罷免したところで、そうした論調に変わりうる方向性を示してこそ、東アジアの平和と安定はもたらされるものであると思います。
 
 そうした戦いはすでに始まっており、19日投票の沖縄県知事選挙の結果は大いに注目されます。自民党は、先の補欠選挙で2勝をしたことを受けてなお、「沖縄で負けたら意味がない」と兜の緒を締めてきています。
 先の補欠選挙で私たちは惜敗しましたが、その敗戦を乗り越える力を持ってこそ信頼される政権を担える政治勢力足りうると私は思います。これから先、政権交代までの戦いは続きます。皆さんのご注目とご支援をお願いします!