合併論議

今日から一般質問が始まりました。今日は7番目まで、の質問が行われました。厚木テレコム問題や懸案の中間処理施設問題、準備が進む中学校給食の問題など、初日から紀を休めることができないテーマの連続で、集中して聞いていました。

自民党のM市議の合併問題についての質問は、大いに参考になった質問ではありました。合併を考えることについて、の問題提起であり、市長がどう考えているかを問いながら課題点などを考える材料を提供する質問だったと思います。これは明らかに相模原市の合併が影響しているものと思いました。

合併を考えるときに、今は合併しなければ住民サービスが提供できなくなりつつあるという切実な問題があるという点をどう考えるべきかが大事だと思うのです。つまり、地方交付税制度を実質的に崩壊させ、ゴミ処理や介護サービスなどが財政力のない自治体では難しくなってしまうという形を作り、強制的に合併促進に結び付けているということだ。このままでは、日本から「村」が消えてなくなるのではないか、そんな気がします。

もし、かりに合併を論議していくのであれば、先に道州制を含めた国の権限と地方分権のあり方について、もう少し、国民の全体の合意を進めるべきだと思う。都道府県が今のままでいいという話にはどう考えてもならないのではないか。地方分権が、形だけの「分権」に終わらないためには、地方自治体レベルで、こうした議論を作ることには意味があるとは思うのですが、いかがなものでありましょうか?