民主党新代表に小沢一郎氏

改革を求める国民の思いはここ数年変わることがありませんでした。民主党が躍進した一昨年の参議院選挙や昨年の東京都議会議員選挙でも、政権交代を望む世論の多くが民主党を選択しました。しかし、昨年の総選挙以降の敗北以降、また再生の過程でも政権交代を望んだ国民の期待に応えられずいただけに、今回の代表選挙は大いに注目されていたと思います。

小沢一郎氏が新代表就任。と同時に舞い込んできた、沖縄の普天間飛行場移設問題での政府と名護市長が「名護市受け入れ」で合意した、というニュース。さっそく、政府と対決をする局面が訪れました。小沢新代表は特に、外交面でアジア重視を明確に打ち出していますので、小泉流のアメリカの要求どおりの日米合意に突き進む道とは異なる方向を打ち出していくことが当然期待されます。それは、沖縄のみならず、基地の被害にあい続けてきた地域住民の思いに応えることになり、また基地のたらいまわしに脅える住民を安心させる、具体的な力になります。

国会でのやり取りのみではなく、明日の日本のあるべき姿を映し出すべきだという考え方は小沢新代表もよく主張しています。そうでなければ政権交代の意味がないと、私も思うのです。どっちがやっても同じ、そんなことでは困る。ならば、ここで、ぜひとも、断固として米軍再編と基地機能強化、に反対して、アジア外交に力点をいれ「日本らしい」役割を持った国家に成長させて欲しいと痛切に思います。

イラクからの自衛隊の撤退も当然のこと、これまでアメリカがアメリカのために数多くの犠牲を強いてきたことから転換を図ることが国際社会に求められているはずです。そうでなければ、国連の下での「武力行使」を可能にしたところで、世界の安定と平和は保証されないと私は思うからです。

話は少し変わりますが、私はジュゴンが大好きです。