食品安全委員会の委員半数が辞任

NHKのニュースによると、食品安全委員会プリオン専門委員会委員の半数が辞任をしていたようです。輸入再開に疑問を持っていた委員が引き続き委員を引き受けなかったことは、この委員会の存在価値を問い直す必要があることを示していると思います。

以下はNHKより。
食品安全委員会プリオン専門調査会の委員を辞任したのは、東京医科大学金子清俊教授や、東京大学の山内一也名誉教授、動物衛生研究所プリオン病研究センターの品川森一前センター長ら、あわせて6人の専門家です。これを受けて、食品安全委員会は、今月1日付けで新たに別の専門家6人を専門委員として任命しました。プリオン専門調査会は、アメリカ産牛肉の安全性について審議し、去年10月、輸入再開を認める答申をまとめましたが、辞任した専門委員は、審議の中でアメリカのBSE対策に疑問を投げかけたり輸入再開に慎重な意見を表明したりしていました。また、品川前センター長は、専門調査会の運営を批判して、おととし12月から欠席を続けていました。品川前センター長は「政府に都合のよい結論を強引に決めようとしていると感じたので出席しなかったし、辞任することにした。今後は根本的に審議のあり方を見直してほしい」と話しています。