おシゴト系小説

先日日経新聞の春秋欄で取り上げられていた「おシゴト系青春小説」、そこでは「フクシノヒト」という小説を紹介していたのですが(まだ入手していません)、このテの本は疑似体験ができるためか確かに面白い。

議員という仕事はかなり特殊なので、これも私小説にすれば題材に事欠かないと思います。私が以前、公務員ならば職員課志望ということを書きましたが、はったりというか、政治に直接影響を与える意味では副市長に、というのも希望の内ではありました。でも、副市長というのも市長次第という条件に左右されるので、政治家と同義とも言え、新鮮味には欠けます。

国連の仕事も魅力です。こんな(危険な)世界になっているのでなおのこと、国連改革は世界にとって急務であると言えます。地方自治体の、末端の、市民に最も近いところで市民の平和と安全に直結する現在の仕事と、同時に兼務できればこんなに素晴らしいことはないと思うのですが。

舟を編む」という、辞書(国語辞典)製作者の仕事を扱う仕事を取り上げた小説は、私の第一のお気に入り。

シューズを作る仕事、コンビニの店員、ピアノの調律師。。。

小説の世界で愉しませてくれる様々な職業、いいものです。

このほど本屋大賞を受賞した直木賞受賞作の「蜜蜂と遠雷」はどんな小説なんだろう。ワクワクしますがしばらくは仕事の書物類に拘束され、魅惑の世界に到達しないのです。