決算審査の意味

決算議会たる9月定例会議、5連休明けの今日から連続して行われます。

まずは私の所属する総務企画常任委員会から。今日も、通告数36、のうち半分ほどは議論を行い、残りはある程度の配慮などで議論を譲り、気力と体力の問題をクリアしました。議論の中で、触れ方が難しく論議に持ち込めませんでしたが、決算審査の委員会室には副市長はおろか会計管理者すら入室しておりません。財務部長が全体統括責任となるということとしか解せませんが、決算審査について議会がそれなりに重視しているのと比べると当局の位置づけが低いのではないかという疑念が生じます。

3月末までに年度は終わり、各々にとっての決算は、もはや予算も編成され承認され、という状態のそののち、出納閉鎖を経て訪れる「はるか昔の話」となっているのはやむをえないのではありますが、現在進行形の予算執行になんとしても決算議論をプラスに働かせようというポジティブな意識づけ、動機づけをもって会議に臨んでもらえるように工夫をしてもらえないものかと思います。

昨年度(平成26年度)決算の政治的な価値は、市長選を経ていることで一定の決着を見ているでしょうが、それでも時代の変化をとらえて真摯に総括作業を行っていているのかどうか、わたしなりに議論の中から得たものはありました。明日からの残る3常任委員会の議論にも期待をしてみます。


◇連休前に懸念していた安保関連法案の成立は、悔しい思いをいたしましたが次への備えを考えるなどにはよい時間となりました。厳しい政治情勢の中でも明るい兆しは必ずあるもの、希望も見いだせます。