衆議院選挙の公開討論会

衆議院選挙、予定候補者の公開討論会、聞いてきました。

青年会議所は毎回、選挙のたびに公開討論会を企画しますが、本当にありがたい。運営の公平さを期すことを始め、進行管理も素晴らしかった。

3人の予定候補が、与えられた4つのテーマに沿ってまずは持論展開、そしてそれぞれがそれぞれに対して質問をする。最初と最後のアピールに加えた4つのテーマは、総選挙の争点、消費税を含む税制改革、経済の成長戦略、社会保障政策、についてだった。

一番感じたことをひとつ。

それは、小選挙区制はやはりもったいない、ということ。たまたま16区は現在衆議院議員が2人います。前回の結果を受けて私は、この2人いる、ということを活かすことが大切だと言ってまいりました。やはり、現職が2人いたんだ、ということを今日の討論でも実感しました。やはり、仕事は人を鍛えるものです。

討論の中でも、彼らは批判すべきは批判し、認めるべきは認め、紳士的な討論で聞いているものが不快になることはありませんでした。

往々にして、相手を批判せざるを得なくなるのは選挙制度小選挙区制で、ちょっとでも負けたら全部死に票になって、すべてを失うからではないでしょうか。勝利するという意味では、相手を完膚なきまで叩きのめすような圧勝を求めるかもしれませんが、そうした政治制度がもたらしたのが、いまの他者を全否定しても平気だという社会風潮その者ではないか、そう思えてなりません。

敢えて言うならば、私とはおそらく政治的一致点の少ないY前衆議院議員であっても私はけっして全否定をする気にはなりません。彼を支持する多くの人も否定をしません。実際、今日彼が発した「(自分は)新自由主義には組みしません」という部分は、もちろん部分的ではあれ尊重したいとも思います。

非拘束式全国完全比例区、とか、新しい制度をめざす(どうせ一票の格差問題で違憲の疑いが続く選挙なのですし)必要を今日は改めて感じたのでした。