議会攻防

今日の一般質問の題材は、おもに「遊休農地」「教員の多忙化」「男性職員の育児休暇」「鉄道網整備」「空き家対策」「耕作放棄地」「子ども・子育て新制度」「人材育成」「地域包括支援センター」「認知症早期発見」「客引き行為防止や振り込め詐欺」などなど、多岐にわたりまして、自治体行政の守備範囲の広さを感じるものでした。

議員の数、が問題になることがありますが、こうした質問の数々を聞いていると、たとえばその主張が自分のそれと異なろうとも、貴重な意見として拝聴でき、言論を尊重する議会という場の尊さを思い、いたずらに議員を増やす必要まではないにせよ、減らすことに魅力を感じません。おそらく、議員数縮小派は、こうした議論さえ無意味なものと思うのかもしれません。

多くの議論を聞き、参考になるものと受け止めたうえで、私の考えるところといかなる部分で違いがあるのか。

以前にも書いたのですが、議場で「成果」を求める質問、に私は価値を見いだせない。そんな矮小化した議論にすべきなんだろうか。28人いる議員なので、バランスとしてはいろいろあってよかろうが、私のようなタイプの質問をする議員がもう少しいてくれてもよいようにも思うのです。

私は議場内に、同期のライバルがいないのも寂しいかもしれません。ライバルの存在というのはとても大切だと思っています。市長は、どうお感じかはしりませんが、市長の座を巡って熾烈な争いをする政敵の存在があることはありがたいことでもあります。毎日が緊張の連続で、気のゆるみさえ許されない。そのことに感謝をした時、厚木市政にとってもプラスに働くなんらかのものが降臨してくるような気がします。