明日は臨時議会

 議長選に立候補を表明したのは一人でした。前回の任期の後半から急速に改革を進めてきた議会で、目立たないながら(非公式なので当然ですが)前進したのが議長選の立候補と所信表明。全員協議会の場で行われています。議長選については法的な根拠がないなどの課題があり、たとえば立候補表明者以外にでも投票ができることはその特徴です。立候補していない人の名前を書いたからと言って無効票にはなりません。

 議会改革は、議会報告会の実施、決算審査の常任委員会での分割付託、請願者には意見陳述の機会が与えられる(休憩中)、など、前回の任期中にはどれも意見の合意を見られず先送りになったものでしたが、それなりの成果が得られたのは議会の中で合意を得る方向性、に求心力があったことによるものでしょう。どの成果も、条件付きの側面があり、手放しで喜べるものではありませんが、意見の違いを乗り越えて合意が得られた点からスタートするという姿勢は正しかったのではないかと自分なりには納得しています。

 地方議会の役割にこだわりを持って取り組んできた任期、議会のあり方検討会でも委員外議員という立場でありますが遠慮なく意見を言い続けてきたことは、少なからず厚木市議会の全身に寄与できたものと自負しています。くどいようですが、寄与はできたけどはたして合格点かどうかは微妙ですが。議会からの条例提案や議会基本条例制定などは、もっとできたのではないかとの思いもあります。

 ところで地方議会のあれこれを語るにつれ、気になることとして最近、政務活動費問題がまた注目されていることがあります。報道される問題はあまりに情けないものではありますが、地方議会なんてそんなものだろうというイメージになっていくことも懸念され、局面だけの問題というよりも、政治のあり方の問題として取り上げてもらいたいもの。とはいえ、マスコミもネライ、があってやっているんだから教科書通りの報道になることは期待できないんですけどね。襟を正して、といくらいっても不変の現状は嘆かわしいのは事実ですから、報道が追及していることは確実にgood jobでしょう。